日本の抱える健康課題解決へRIZAP本格始動
若返り・メタボにコミットする「健康増進プログラム」
長野、福島、北海道の6つの自治体で導入決定
RIZAPグループ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼 CEO:瀬戸 健)の子会社であるRIZAP株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:瀬戸 健、以下「RIZAP」)は、2018年1月から実施した長野県伊那市との取り組み「成果報酬型 健康増進プログラム」に引き続き、8月から順次6つの地方自治体への体力年齢の若返りやメタボ予防・解消にコミットする「健康増進プログラム」の導入が決定したことをお知らせいたします。 具体的な自治体は、長野県川上村、長野県下諏訪町、福島県玉川村、福島県古殿町、福島県南相馬市、北海道上ノ国町の6つです。
RIZAPは、積極的に多くの地方自治体に対して連携を推進し、超高齢化社会を迎える日本の課題である「介護予防」、「医療費の適正化」に貢献し、政府が奨励している次世代ヘルスケア産業の拡大を目指してまいります。
※1 体力年齢の若返り
■実施の背景
RIZAPのヘルスケア事業推進部門では、2020年度までに1,000万人以上の方々へRIZAPメソッドを体感いただく「1,000万人健康宣言」を掲げ、日本の健康課題への貢献を目指しております。その一環で2017年3月から地方自治体との連携を積極的に推進してまいりました。初の試みとなった静岡県牧之原市での、シニア層を対象とした健康増進プログラムでは、参加者の体力年齢が平均で13.6歳の若返りに成功するとともに、筋肉量は維持したまま、体重および体脂肪率の減少という理想的な結果を得ることができました。
その後、2017年11月から自治体としては初の取り組みとなる、生活習慣の改善を目的に若者を対象とした健康増進プログラムを長野県川上村で実施し、平均5kg以上減量の結果を得ることができました。
また2018年1月からの3ヶ月間、長野県伊那市と共に実施した成果報酬型「健康増進プログラム」では、参加者の体力年齢が平均36.89歳若返り、10歳若返り率が90%という顕著な結果を得ることができました。そして、この取り組みが、地方自治体における医療費および、介護を含めた社会保障費最適化のモデルケースであると評価され、今年7月には「RE-CAREアワード2018」の介護予防・リハビリサービス部門において、銅賞を受賞しました。
これらの研究結果や自治体との実績を元に、全国1,700の地方自治体への導入を目指していたところ、健康関心度の高い6つの自治体から早速声がかかり、この度の導入決定に至りました。
■健康増進プログラムとは
RIZAPは、パーソナルトレーニングジムとしてこれまで実施してきたマンツーマンスタイル(1:1)のメソッドを応用し、複数名に対するサービス(1:多数)として確立し、法人および自治体向けに「健康増進プログラム」と称して実施しております。「運動指導」「食事指導/管理」「体組成の測定」、この3項目を柱とするサービスです。
■今後の展開
RIZAPは今後も、これらで得た経験やデータをもとに、市町村の地方自治体のみにとどまらず、都道府県や政府機関に対してもヘルスケア連携を積極的に提案し、超高齢化社会を迎える日本の課題である「介護予防」、「医療費の適正化」に貢献し、政府が奨励する次世代ヘルスケア産業の拡大を目指してまいります。
■各自治体との取り組み内容 ※五十音順
※対象の自治体にお住まいの方へ:内容詳細を知りたい方やご参加を希望される方は、各自治体へお問い合わせください。
長野県伊那市で実施した日本初の成果報酬型 健康増進プログラムについて
2018年1月からの3ヶ月間、RIZAPが長野県伊那市とともに実施した「健康増進プログラム」は、体力年齢改善の結果およびプログラム開催前後を比較した医療費削減額の結果に応じて報酬をいただく「成果報酬型」を採用いたしました。
■伊那市での実施内容
・実施期間:2018年1月から3ヶ月間
・運動トレーニング:週1回、90分の健康講座の実施。長野県伊那市内 運動施設を利用したシニア向けトレーニング。
・食事プログラム:レシピの提供など
・定期的な進捗管理(運動と食事の報告、フィードバック)
■成果報酬について
本プログラム参加者の3ヶ月間での体力年齢改善の結果および医療費削減額の結果に応じて設定いたしました。
具体的な算出方法は以下の通りです。
(1) 「体力年齢が10歳以上若返った人数」×5万円
(2) 「参加者全体の医療費削減額の50%」が、(1)を上回る場合は、その差額を加算
■結果
参加者のうち89.7%が体力年齢10歳以上の若返りに成功し、体力年齢の若返り平均は36.89歳となりました。
※N=39名(プログラム実施の前後で体力年齢を測定できた人数)
※計算式は筑波大学の研究機関THFと共同で開発した
「RIZAP式体力年齢推定式」を利用
▼RIZAP×伊那市 “成果報酬型”健康増進プログラム実施結果のニュースリリース
https://www.rizapgroup.com/news/press-releases/20180515-05/
RIZAPのヘルスケア事業への取り組み
RIZAPでは、多くの方にRIZAPメソッドを体感いただき、日本を健康にするという目標を掲げ2017年8月に「1,000万人健康宣言」を発表いたしました。その実現に向け、ヘルスケア事業として以下のとおり、大きく3つの取り組みを行っております。
1.医療連携
現在、連携医療機関数は170件 を超え、全国にある122店舗のRIZAP店舗全てが、近隣(ゲストに通っていただける範囲内)の医療機関と連携しております。RIZAPと医療機関が連携することで、医学的知見からゲストの健康状態に合わせたサービスの提供を可能としております。
2.研究機関との共同研究
さまざまな研究機関と共に11万人以上のボディメイクの実現を通して得たデータ分析と新たな分野からのメソッド検証を積極的に行っております。その結果をもとに、安全で効果的なサービス・メソッドを常に進化させ続け、人々を健康にするための最先端のサービスを提供してまいります。
3.自治体との連携
「結果にコミットする。」というRIZAPのサービスコンセプトをもとに、「1:多数」の自治体向けプログラムも展開しております。長野県伊那市と共に実施した成果報酬型「健康増進プログラム」は、地域活性化に資する事例として、内閣官房・内閣府 総合サイトにも紹介されています。医療費最適化に加え、介護を含めた社会保障費全体の最適化に向けた検証も進め、自治体向け健康増進プログラムにおいて、持続可能な連携構築を進めてまいります。