RIZAPプログラムによるダイエットが
脳機能(認知機能や脳画像)に与える効果を検証
国立精神・神経医療研究センターとの共同研究を開始
当社子会社であるRIZAP株式会社(本社・東京都新宿区、代表取締役社長 瀬戸 健、以下RIZAP)は、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部(東京都小平市、研究責任者:功刀浩部長、以下 国立精神・神経医療研究センター)と共同で、「ダイエットによる脳機能改善効果に関する検討」を2018年5月より開始いたします。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、2016年の時点で日本の男性の31.3%、女性の20.6%がBMI25kg/m2以上の肥満であるといわれています。また、近年の研究により、肥満が動脈硬化や糖尿病などの身体疾患のリスク要因となるばかりか、うつ病などの精神疾患や、脳そのもの(認知機能低下や脳形態変化など)とも関連することが明らかになってきました。また、習慣的な運動に抑うつ気分、不安感の軽減効果があることや、記憶力を司る海馬の大きさや認知機能の低下を予防するとの報告が増えています。
そこで、この度、国立精神・神経医療研究センターより短期間で効果的な減量コントロールができるRIZAPメソッドに着目頂き、ダイエットが認知機能や脳構造にもたらす効果とそのメカニズムを、共同で科学的に検証することにいたしました。
RIZAPでは、この度実施する「ダイエットによる脳機能改善効果に関する研究」を通じ、医療費や社会保障給付費適正化の一助となる事を目指して参ります。
■研究の目的
「ダイエットによる脳機能改善効果に関する検討」では、RIZAPのプログラム前後での認知機能や情動、脳構造の変化を測定した後、それらの改善効果と、減量による体組成(体脂肪率、BMI)や血液成分の変化との関連を検討することを目的としています。食品の選択や運動の習慣化といった健康的な生活習慣が、肥満を改善するのみならず、脳機能を改善することとそのメカニズムが明らかとなれば、有用な知見となると考えております。
■研究の方法
RIZAPのゲストのうちBMIが25kg/㎡を超える方100名(予定)を対象とし、プログラム開始時と半年後の計2回、記憶検査やMRI、採血を実施いたします。
RIZAPは2012年の開始以降、10万人以上のボディメイクを通じて独自のメソッド積み上げ、多くのゲストの理想の身体へコミットしてまいりました。今後も、更に多くの方々へRIZAPメソッドを体験頂き、健康で輝く人生を手にして頂くべく、最先端の方法・技術を取り入れていくことで、社会貢献に取り組んでまいります。
※参考調査機関
・平成28年「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html