2017/05/17

RIZAP×東京大学・社会連携講座開設

肥満症、筋力低下のメカニズム解明と治療法開発に向け、共同研究を開始!

 

 

 

 

 

 

 

当社子会社であるRIZAP株式会社(以下、RIZAP)は、2017年4月1日より3年間、国立大学法人東京大学(以下、東京大学)と社会医療法人蘇西厚生会、社会医療法人河北医療財団河北総合病院と共同で社会連携講座「肥満メタボリックケア」を開設し、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター内に設置される研究室において共同研究を行うことが決定いたしましたので、お知らせいたします。

 

近年、食生活の欧米化、移動手段の発達による運動量の低下、高齢化などに伴い、肥満・骨格筋の減少(サルコペニア)が社会的な問題になっています。サルコペニアとは、加齢と身体活動の不足、栄養不足による筋肉量の減少のことを言います。身体機能の低下につながり、歩行障害や転倒などによる要介護、ねたきり状態のきっかけとなるため、高齢化社会の大きな課題と考えられております。また、高齢化に伴う筋力低下のメカニズムの解明、臨床的な予防・治療法の確立が急務であります。

これらの背景を受けて、RIZAPと東京大学が本講座にて共同で、加齢や低栄養状態によって起こるサルコペニア(筋力の低下)を未然に防ぎ、また効率よく改善する方法を確立する方法を開発いたします。

今回東京大学との共同研究で、筋肉量の増強、維持のために必要なタンパク質や糖質の量を明らかにするとともに、筋力向上のための効果的なトレーニング方法を科学的・医学的に証明します。これによって、性別や年齢問わず、食事や運動を介した筋力維持や筋力向上が可能であることを解析していきます。

本研究で得られた結果を活かし、社会問題である介護予防やサルコペニア対策に取組みます。将来的には、全世界で進んでいる高齢化問題にも寄与していきたいと考えています。RIZAPはこれからも社会問題を解決するため、全力で様々な課題と向き合って参ります。

(左写真:東京大学医学部附属病院)

 


社会連携講座に関して

■講座名
「肥満メタボリックケア」
■活動目的/期間
肥満症・サルコペニアなどの代謝疾患のメカニズム解明と治療法開発
2017年4月1日~2020年3月31日(予定)

■共同研究機関
東京大学※
社会医療法人蘇西厚生会
社会医療法人河北医療財団河北総合病院
RIZAP株式会社

※協力講座: 東京大学大学院医学系研究科 消化管外科学
東京大学医学部附属病院 胃・食道外科


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